埼玉県民(仮)のブログ

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2017年12月2日(土)古河提灯竿もみまつり(茨城県古河市)

https://www.kogakanko.jp/chochin

ホームページでは奇祭と称しているお祭りです。
以前日光街道を歩いた時に古河市も歩いたことがあるため行ってみました。
個人的に自治体が奇祭と言うだけでは正直あまり期待は持てませんが、古河市自体が昔の街の雰囲気を残したところという感じだったので、そういった自治体が奇祭を名乗るわけですから、奇祭なのだろうという期待感があり行きました。

古河駅から数分のところに建築中の家の骨組みのようなものがあり、ここが会場となります。

各チームは、この中に入り、長い棒を持ち、先端につけられた提灯をぶつけあって破壊することが目的となっています。
中には火がついていて、ぶつけあうことにより表面が壊れたり、火が引火し、提灯は壊れます。
これで最後まで提灯が残ったチームが勝ちとなります。

提灯が壊れたかどうかの判断のための審判のような人もいます。

また、本職?のレポーターかアナウンサーのような人が実況?のようなことをしていました。

最初は、子供の部でこちらは大人の部よりも短い棒に大きい桃燈をつけて、ぶつけあうのでそれほど危険という状態には至っていませんでした。

この棒の途中についているのが子供の部の提灯です。

サイズが大きいのでぶつかりやすく且つ大きいので、壊れにくいので安全です。

ちなみに長い棒を操るということで、子供の部も大人がサポートで参加しているようで、競技中に「大人の方がサポート以上に出すぎると失格になります」というアナウンスが流れていました。

形式的な注意かなと思っていたら、実際に大人がやりすぎて失格になっていたチームがいました。
ただ、逆に言えばそれだけ熱心な人がいるというわけですし、形式だけの祭りでないことが分かります。

 

子供の部の後は大人の部が始まります。

子供の部よりも長い棒についている小さく光っているものが提灯です。

大人の部はこれをぶつけあいます。


最初に予選?っぽいものが行われて、予選終了後に決勝?っぽいものが行われます。

全体の予定時刻は決められていますが、早く終わればどんどん進んでいく形だったと思います。

 

大人の部は子供の部とは違い、提灯が小さいためぶつかり合いが上手い具合に行くと簡単に壊れて燃えます。

燃えると当たり前ですが火の粉が出たり、燃えた提灯の燃えカスのようなものが生じ、下に落ちてきます。

下は密集地帯のため当然ながらそこに落ちてきます。

場合によっては結構な感じの火の粉や燃えカスも落ちていきますが、普通に進んでいきます。

前述しましたが、審判的な人がいて、その人が燃えたかどうかを判断しています。

また、燃えすぎていて危険な場合の対応の指示も行います。

先端が燃えている長い棒を下に降ろすわけですからそれだけでも危険なわけです。


初めてこのお祭りに来た自分は思わず声が出てしまいそうになったり、「こんなに燃えて大丈夫か?」と思うことが多かったですが、基本的に少し燃えた位では何事もなかったかのよいに進んでいきます。
加えて見てる人も冷静な人が多いんです。
恐らく見ている人も地元の人が多く、以前参加した経験がある人や何度も見ている人が多いのだと思いますが、提灯が結構燃えていても冷静なんです。

実際に見ている周囲の方達が冷静な場合は特に問題は起きていませんでした。

 

また、危ない時はこれは危ないぞと見ている地元の人たちが早い段階で反応して、実際にそういった時は危なくなっていた時が多かったです。

ただ、冷静に見ているというわけではないのです。

分かっているからこその冷静さのようです。

勿論、順位を決めるので声援も送られていました。

 

長い棒を使っているため短時間で勝負がつかないと体力的にきつく、なかなか勝負がつかなくなり、余計に体力が消耗し、更に長期の戦いになっていました。

1度結構な長期戦になっていました。

20時前には決勝も含めて終了しました。

 

会場の近くには古河マルシェという食べ物関係のイベントも行われていました。